公開 : 2020/05/06 : 2022/03/04
「さっきまで正常に読み込んでいたデータが、Premiere Pro CCを再起動すると一部のデータが黒みに置き換わる」
謎すぎる現象が発生したので原因と対策を公開します。
まずは経緯を簡単に説明。
・昼に予定があったので、午前の作業をやめ、一度Premiere Pro CCを終了
・夕方に帰宅し、編集の続きをしようとPremiere Pro CCを起動
・読み込んだプロジェクトは2つで「本編プロジェクト」と「決まりプロジェクト(いつも使ってる動きや加工をまとめたプロジェクト)」
・本編プロジェクトは特に異変は無かったが、決まりプロジェクトのいくつかが黒みに置き換わる現象が発生
こんな感じの流れで開いたプロジェクトが黒みに置き換わりました。
結論から言うと今回は「PCの容量が逼迫していた」ことが原因でした。
同じ現象で困っている方は、原因を特定するまでに僕がしたことを書いたので参考にしていただければと思います。
目次
イベントに警告メッセージが頻発
冒頭でも言ったようにPremiere Pro CCを開き、再生ヘッドを動かすと警告メッセージが出てきました。
「フレーム番号0に黒を挿入します」
プログラムモニターを見ると、映像が黒みになってます。
なぜ?と思いながら、各トラックをON/OFFしてどのファイルが黒みになっているかを確認しました。
psdファイル。こいつが黒みに置き替わってます。
わけが分からないので、とりあえず右下の「!」をクリックすると
イベントが表示され、詳細とファイルパスが書かれています。
原因は不明。
とにかくこの2ファイルが黒みに置き換わったということは確認できました。
ここでこのエラーメッセージの厄介なところに気づきました。
それは「再生ヘッドが当たらないとエラーが出ない」ということです。
Premiere Pro CCを起動してすぐにエラーが出るならまだいいんですが、知らない内にファイルエラーになってるのは怖いですよね。
実際僕は少し作業を進めたあと、このエラーが表示されました。
ここでプロジェクトを保存してしまうと、データが黒みに置き換わったままになってしまう可能性があったので、仕方なく保存せずPremiere Pro CCを終了。
再度Premiere Pro CCを起動させました。
これが2時間後くらいに表示されたらと思うとゾッとします。
Premiere Pro CCを再起動すると別のファイルが黒みになる
Premiere Pro CCを再起動させると、今度は違うファイルがエラーになりました。
えっどうゆうこと?って感じです。
psdデータ自体に問題ありませんでした。
ということはPremiere Pro CCがファイルを読み込む時に何らしらの誤作動が起きてる可能性が高いですね。
プロジェクトからFinderに表示される
右クリック>Finderで表示をすれば、元のpsdファイルを表示してくれます。
黒みになってもファイルパスは生きてますね。
フッテージの置き換えでは直らない
プロジェクトからpsdファイルをフッテージの置き換えしてみました。
結果は黒みのままで何も変わりません。
psdファイルを違うファイルに置き換えてもダメです。
どこかで強制的に黒みになるようにプログラムされているのかもしれません。
同じpsdファイルを読み込むとちゃんと読み込める
黒みになったファイルをそのまま放置して、同じファイルをPremiere Pro CCに読み込んでみました。
結果は難なく読み込めます。
原因が特定できない場合は面倒ですがこれでクリップを置き換えるしかないかもしれません。
PCの容量が逼迫していることに気づく
ここで何気なくPCの容量を確認しました。
すると残り5.29GB!!これはヤバい笑
てか10GB以下でもPremiere Pro CCは起動するんですね。
psdファイルが黒みになる原因はこれかもしれない…と思い要らないファイルを削除。
いざPremiere Pro CCを起動させると、、、
直った!!
再生ヘッドをまんべんなく動かしても警告メッセージが出てきません!
良かった〜〜。。
原因:PCの容量が逼迫して起こったバグ
今回は比較的早く解決できましたが、バグ現象はハマると抜け出せないので本当に良かったです。
僕のPCは容量が250GBで少なめ。
やはり1TBくらいあった方が安心ですね。
ハイスペックPCがすごく欲しくなったバグ現象でした。
電車の中、ちょっとした隙間時間にお試しください。