【基本】アクション操作の全てを解説 -Photoshop

公開 : 2019/07/03 : 2020/05/04

今回はPhotoshopの作業を効率的に行うためのツール「アクション」を解説します。

アクションとは
Photoshopの操作を記録させることで、手数を減らすことができる機能。また記録できる数に上限はなく100以上の操作を1キーで完了させることも可能で、保存数も限度はない。
しかし数値を微調整することが苦手で、あくまでも繰り返し作業やフォーマット作業で使われる。

さらに今のPhotoshopアクションは、かなり複雑な工程が記録できるようになりました。
条件分岐や一時停止中に数値を入力したり、ほとんどの操作をアクションで完了できるんじゃないかと思ってしまう位に進化してます。

今回の記事はアクションの全てです。こんな人にぜひ読んでもらいと思ってます!

  • ・Photoshopをもっと効率よく使いたい人
  • ・アクションについて詳しく知りたい人
  • ・Photoshopを使う全ての業界(特にテレビ業界)

アクションの使い方、記録中にやってはいけない操作は何か?記録できないものはあるのか?オススメのアクションを紹介します。

アクションの基本的な使い方

アクションの使い方

使い方はとても簡単で以下にまとめました。

  • 1.ウインドウ>アクションでパネルを開く
  • 2.ウインドウ下にあるフォルダアイコンから新規フォルダを作成
  • 3.ウインドウ下にある新規アイコンの新規アクションを作成(アクション名を付けたら記録開始される)
  • 4.Photoshopで好きに操作する
  • 5.停止ボタン「■」で記録を止め、再生ボタン「▶︎」でアクションを再生
  • 6.再び記録を開始する場合は、記録開始「●」をクリック

基本的にはこんな感じです。難しい操作は一切なく、簡単に記録できてしまうのもアクションの魅力です。
また記録した操作を編集することもできます。

  • ・ドラッグ&ドロップで記録した順番を入れ替える
  • ・Option+ドラッグで複製できる
  • ・記録した操作を削除できる

記録する時は1回で完璧な操作をしなくてもやり直しができるので、エラーやミスが出ても怖がらず進めましょう。

保存と読み込み

アクションの保存・読み込み

アクションの保存はフォルダ単位で保存されます。
複数のフォルダがある場合
保存したいフォルダを選択>右上の「ー」が縦に3つ並んでるアイコンをクリック>アクションを保存
任意の名前をつけて保存ができます。

アクションのデータ(.atn)を読み込む時は2通りの方法があります。

  • ・「アクションの読み込み」からデータを読み込む
  • ・アクションデータ(.atn)をダブルクリックする

小分けにした方がアクションは使いやすい

小分けする

アクションは100以上の操作を記録できます。100回、200回と数が多い反復作業には特に有効ですが
僕の感想は、沢山の操作を記録すると限定的な使い方しかできず、汎用性が低くなってしまうのでオススメはしません。
例として「テロップの後ろにベースを引いて、ドキュメントの中心に持ってくる」アクションを作成したとします。
しかし、場合によっては「テロップの後ろにベースを引くだけで完了したい」時もあります。そうなったら「ドキュメントの中心に持ってくる」操作は必要ありません。
この場合、「テロップの後ろにベースを引く」「ドキュメントの中心に持ってくる」という2つのアクションに分ければ、ベースを作るだけでも使えるし、ドキュメントの中心に持ってくる時だけでも使えるようになります。
アクションを小分けにしてさらに使いやすく工夫しましょう。

記録中のNG操作とは

アクションNG操作

アクションの記録中にやってはいけない操作をすると、エラーが発生します。
気をつけるポイントは主に3つだけなので覚えておきましょう。

  • ・テキスト編集モード中の記録はしない
  • ・レイヤーをマウスで選択しない(場合による)
  • ・特定のドキュメントに移動できない

事項で詳しく解説していきます。

テキスト編集モード中の記録はしない

テキスト編集モード中はアクションを記録しない

テキスト編集モードとは、文字を打ち直したり一部の文字サイズを拡大・縮小したり文字を修正する場合に使うモードです。
このテキスト編集モードの操作をアクションに記録すると、テキストの文字列まで記録されてしまいます。


例として、「今日は〜〜」という文字列でアクションを記録した後、「今日も〜〜」に文字列を変更したとします。
「今日も〜〜」に修正した後アクションを再生すると「今日は〜〜」という文字列がありません、というエラーになってしまうんです。
アクションでテキストの文字を入れ替えたり、一部の文字を大きくするのは諦めましょう。

レイヤーをマウスで選択してはいけない

アクションを記録する時、マウスでレイヤーをクリックする操作はやめた方がいいです。
というのも、記録がレイヤー名になってしまうので、同じ名前がないとエラーが出てしまいます。

特にテキストレイヤーは、文字を打ち変えるとレイヤー名が変更されるので注意が必要です。
絶対にこのレイヤーを選択したい時はマウスでレイヤーを選択し記録させるのはアリですが、通常は避けるべき操作です。
これ結構やりがちなので注意してくださいね。

ドキュメントの選択は2つまで

ドキュメントとは、「.psd」ファイルを開いたカンバスです。
また、特定のドキュメントとは複数の「.psd」ファイルを開いている状態で、ドキュメントを選択することを言います。
通常、マウス操作かCtrl+Tabでドキュメントの移動は可能です。この操作をアクションに記録させることができますが、注意点があります。
ドキュメント2つまでは「選択範囲 戻る(次へ) ドキュメント」と記録されますが、3つ目以降はのドキュメントは「選択範囲 ドキュメント-2」という表示になります。
これは「現在選択しているドキュメントから2つ前のドキュメントを表示する」という意味で、新規ドキュメントを作成したり閉じたりすると選択するドキュメントが変わってしまうんです。

例として、ファイル名「01.psd」「02.psd」「03.psd」「04.psd」の4ファイルを用意したとします。
このファイルを全て開き、ドキュメントの移動をアクションに記録した場合、以下のようになります。

  • ・01.psdから02.psdに移動する場合「選択範囲 次へ ドキュメント」になる
  • ・01.psdから03.psdに移動する場合「選択範囲 ドキュメント +2」になる
  • ・01.psdから04.psdに移動する場合「選択範囲 ドキュメント +3」になる
では、03.psdを閉じて再びアクションを記録したらどうなるのか。
  • ・01.psdから02.psdに移動する場合「選択範囲 次へ ドキュメント」になる
  • ・01.psdから04.psdに移動する場合「選択範囲 ドキュメント +2」になる
03.psdファイルが閉じられると04.psdのアクションは「+3」から「+2」に変化してしまいました。
これはドキュメントが閉じられた事で順番が繰り上げしたことを意味します。

このように、Photoshopファイルを開く・閉じるを繰り返すとドキュメントの順番が合わなくなり、思い通りにアクションが動かなくなります。

では、ドキュメントが2つ開かれている場合はどうなるのでしょう。「01.psd」「02.psd」の2ファイルで検証します。

  • ・01.psdから02.psdに移動する場合「選択範囲 次へ ドキュメント」になる
  • ・02.psdから01.psdに移動する場合「選択範囲 戻る ドキュメント」になる
ドキュメントが2つ開かれている場合、選択したいドキュメントを確実に選択する事ができます。
これは「選択範囲 戻る(次へ) ドキュメント」で選択するドキュメントがひとつしかないからです。

アクションに記録する時、この3つの操作に注意すれば間違いなくあなたの強力な武器になりますよ。
続いてはアクションの様々な機能をご紹介します。

記録するだけじゃない!感動する機能を紹介

アクションはとても便利です。冒頭でも書いたようにめちゃくちゃ時短になります。
これを使ってない人は今すぐに覚えましょう。業務でも趣味でも使ってない人は損してますよ。
僕がここまで推奨してる理由は使いやすい・色々な機能ができたためです。
事項からはアクションに追加された素晴らしい機能を紹介していきます。

数値入力が変わる時に便利な「メニュー項目を挿入」

アクション 項目を追加

アクションの機能で「メニュー項目を挿入」があります。これは今までアクションに記録できなかった操作が記録できるようになった便利な機能です。
アクションに記録できな代表的な操作として

  • ・表示>ズームイン、ズームアウト、画面サイズに合わせる
  • ・編集>自由変形

これらの操作はアクションの記録に残りませんでしたが、「メニュー項目を挿入」を使うことでアクションに組み込めるようになりました。

特に数値入力がある操作を組み込むと便利です。
例えば、自由変形とメニュー項目の挿入は相性がいいです。
というのも、自由変形をする場合、元の画像サイズによって数値を調整しなければいけませんよね。
今まで自由変形は数値を確定させないとアクションの記録ができませんでしたが、「メニュー項目を挿入」を使えば数値を確定した後、続けてアクションが再生されます。

停止か続行かを選択できる「中止を挿入」

中止を挿入

「中止を挿入」は一時停止機能です。アクションを一時停止させ「アクションを停止するか、続行するか」を選択する事ができます。
100近くの手順をアクションに組んだ場合など、中止を挿入を合間に入れることで経過を見ながら作業を進める事ができます。
マスク作成やブラシで描く時に使えそうな機能ですよね!

アクションで複雑な条件分岐ができる「条件の挿入」

条件の挿入

「条件の挿入」はエクセルのように条件分岐させることができる機能です。
僕はこれが一番革命的だと思ってます。

例えば

ピクセルマスクがあった場合>>アクションAを使う
ピクセルマスクがなかった場合>>アクションBを使う

という感じでエラーを回避できたりもします。
条件を使ったアクションは、こちらの記事に書いてあるので参考にしてください。

パスを挿入

パスを挿入

僕はあまり使っていませんが、事前に作っておいたパスをアクションに挿入することができます。
どんなことができるのか色々試して、実用的なアクションが完成したら紹介したいと思います。

昔のPhotoshopでは考えられないほど使い勝手が向上したので、Photoshopアクションをぜひ使ってみてくださいね。
このサイトには映像制作で便利なアクションの作り方を用意しているので、これ便利かもって思う記事がきっと見つかりますよ。

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