原稿をPrクリップ(EDL・SRT)とPs(流し込み用テキスト)に変換します

公開 : 2025/04/19 : 2025/04/25

大量の指示書(テロップ原稿など)を確認しながらの作業はかなり大変…。
それなら、原稿をPremiereのクリップにしてタイムラインに乗せてしまおう!という発想から作りました。
最終的にpsdクリップをタイムラインに乗せることも可能です。流し込み用のpsdファイルも同時に作成します。

原稿を【.EDL】【.SRT】【.TXT】に変換

免責:このツールの利用によって生じたいかなるトラブル・損害についても、製作者は一切の責任を負いかねます。ご利用は自己責任でお願いいたします。

※尺が1hを超えている場合、1hを超えないように原稿を分割して使用してください。
秒(または次のインタイムまで)
原稿にテキストを入力後「原稿をフォーマット」をクリックします。
エラーチェック(❌ が無くなるようにしてください)

出力結果
プリセットを使うと、原稿が左中央に配置されます。下位置テロップと被らず便利です。

Premiereクリップが欲しい方は、ファイル名を決めてください。

Prにインポートすれば、タイムラインにクリップが作られます。

Psの流し込み専用ファイルです。「PSD流し込み.js」を使えばデータセットと変数を使わなくてもいけます。

SRTファイルをPrに読み込ませる手順 画像
「@@@.srt」と「Genkou_Check.prtextstyle」ファイルをダウンロードします。
2ファイルを、Premiere Proにドラッグ&ドロップでインポートします。
SRTファイルを、プロジェクトウィンドウからタイムラインへドラッグ&ドロップします。
【形式】
サブタイトル

【スタイル】
Genkou_Check(ダウンロードしたプリセット)

【開始点】
ソースタイムコード

これでシーケンスにキャプションクリップが作られます。
※シーケンスのショウタイムとSRTファイルのショウタイムを合わせてください。



EDLファイルをPrに読み込ませる手順 画像
原稿のタイムコードが重なると、EDLファイルが複数になることがあります。
全てのファイルをPremiere Proにインポートしてください。
Premiere Proにインポートする時、テレビ方式の設定を求められます。
「NTSC」を選択します。
次に、新規シーケンスの設定も求められます。
タイムベースが29.97fpsのプリセットなら問題ありません。
【画像はXDCAM HD422 1080i30(60i)】
シーケンスのショウタイムは、最初のクリップに依存するためズレます。
2トラック目以降のシーケンスは、タイムコードが重なったクリップが集約されています。
シーケンスをまとめ、再リンクしましょう。(流し込み推奨)



PSDファイルを量産する手順(流し込み) 画像
「@@@.txtファイル」と「PSD流し込み.js」をダウンロードします。
雛形となるpsdファイルを開きます。
必ずテキストレイヤーを選択した状態にしてください。
ファイル ➡︎ スクリプト ➡︎ 参照… と進み「PSD流し込み.js」を選択すると、画像のようなポップアップ画面が出てきます。
【保存先】psdファイルの保存先
【テキストを選択】ダウンロードしたtxtファイルを選択
【実行】を押せば流し込みが開始され、連番ファイルが作られます。

テロップ原稿の入力ルールと注意事項

※エラーがあればブラウザに表示されるので、原稿漏れにすぐ気づけます。

>エラーにならない例
TC入力例 認識形式 補足説明 記号・全角対応 デュレーション
0356 分:秒 「時」は選択する 「全角数字」「スペース」対応 任意 or 次のインタイム
0356〜0400 分:秒〜分:秒 同上 「〜」「-」「–」「:」「;」「全角数字」対応 自動補完
035610 分:秒:ff 末尾2桁をフレームとして処理 「全角数字」対応 任意 or 次のインタイム
10:05:57
10:05:57〜10:06:10
10;05;57ー10;06;10
時:分:秒 hh:mm:ss形式 全角記号・数字対応 自動補完
10:05:57:03〜10:06:10:15
10;05;57;03ー10;06;10;15
時:分:秒:ff 30fpsでミリ秒換算 「〜」「–」「;」「全角数字」対応 自動補完
【上記すべてのTC+コメント】
10:05:57 コメント
0541 12時に〜〜コメント
TC+スペース+コメント コメントは
複数行になっても対応
全角数字対応 任意 or 次のインタイム


>エラーの原因
入力例 ユーザーの意図
(TC / テキスト)
処理結果 補足
123 【TC】分:秒 テキストとして認識 行の先頭が4桁未満の数字並びは、テキストとして認識
03:56
03:56〜04:00
03;56ー04;00
【TC】分:秒 テキスト(時刻テロップ)として認識 意図的に「:;」を入れているため、テキストとして認識
TCとして認識させる場合「0356」「0356〜0400」とする
103012時の〜〜 【TC】分:秒 【TC】分:秒:ffとして認識 「分:秒」として認識させる場合
「スペース or 改行」を加える
103010 【TC】時:分:秒 【TC】分:秒:ffとして認識 行の先頭が6桁の数字並びは「分:秒:ff」で認識
103045 【TC】分:秒:ff 不正な秒数 「ff」が「45」となっていてエラーが発生
0360 【TC】分:秒 不正な秒数 60秒は無効(最大59)
10:08:03:10〜10:08:00:05 【TC】時:分:秒:ff アウトがインより前 不正な値として表示
00:01:00:00(TCテロップ) テキスト
(テロップ)
【TC】時:分:秒:ff として認識 行の先頭に「数字、スペース以外」の文字列を入れると
テキストとして認識する。
01:10:53 タイムが1hから
02:10:53 タイムが2hから
原稿上で「時」が混ざる
【TC】時:分:秒 「時」が合わずエラー 60分を超える番組は、一度に処理しない。
原稿を分けて処理する。
【開始「時」を選択】を選び直す

※他にも、タイムを認識できずに原稿と間違えることがあるかもしれません。対応済みの原稿フォーマットで利用してください。